さて、今回はTIECでの日常について、ご紹介する。

①TIECについて
②TIECでの日常について←今回はここ!
③TIECの定期的なイベントについて
④TIECで現役時代に主催したイベントについて
⑤Alumniの活動について

前回に引き続きの注意となるが、今回紹介する情報は、2010年頃の情報であり、古い情報も含まれるのでご注意されたい。

では、本題に参ろう。TIECでの日本人学生はどんな日常を過ごしていたか、である。これについては、実質TIECでのRA(Resident Assistant)活動の紹介となる。では、RAの活動とは何か。

交流館のサイトにはこう書かれている。
「入居する外国人留学生等の日常生活及び勉学上の相談、指導及び助言ならびに、交流館が実施する国際交流プログラムに積極的に協力する大学院生を「レジデント・アシスタント(RA)」として入居させています。」
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/kyoten/tiec/residence/ra.html

要は留学生のサポートをしながら国際交流のイベントをするのがRAの活動である。まず留学生のサポートとは具体的には何をするのか。

今回はTIECでの日常について、ということで日常のサポートを紹介しよう。
まず、RAは同じフロア(階)の仲間の様子を月次で報告する義務があった。
wordで作成された報告書で、1人当たり1~2行最近の様子を報告する形である。一人暮らしの場合に、同じ階の他の部屋の住人の様子を把握する必要があるということだ。これ、結構難題である。

ではどうするか。手っ取り早いのは、フロアパーティーである。フロアでパーティーすれば、一度にフロアの住人の様子が分かるのだ。私が暮らしていたのはB棟(前投稿を参照)だったが、A棟の場合、キッチンが共用だったので、もう少し交流の機会が普段からあった。

真面目な大学院生活を送るつもりだった私は(ほんとです!)、いや、パーティーとかやらんし、と思っていたのだが、JASSOの職員さんからもお尻を叩かれて(RAとして君心配みたいなことを言われた)
フロアパーティーを企画せざるを得なくなった。え、個室に住む住人を集めてフロアパーティーってどうやってするのよ?と思ったあなた。正しい。

TIECのフロアには、フロアの住人が集まれる共同スペースがあるのだ。留学生は大体Facebookをやっていたから、日程調整して、パーティーの日を決めたら、後はポットラック、みんなで適当にご飯持って行ってね~と気軽にパーティーを企画できるのだ。素晴らしい仕組みである。

共同スペースがどんな感じかって?こんな感じ。なんかね、無駄におしゃれなのよ。
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/kyoten/tiec/residence/facility/bkyoyo.html

しかも階によって位置が違ったり、作りが違ったり、テラスがあったりして、無駄におしゃれなのである。空間が異なると人のコミュニケーションも変わる、そんなことを感じられたのは、1つの収穫であった。人と人とのコミュニケーションにおいて、建物、空間、重要である。

大分脱線した、フロアパーティーである。同じ階には2~4人のRAがいたので、そのRAでパーティーの日程を相談してそうと決まったら、Facebookでフロアの住人(当時は20名程度)に連絡し、エレベーター前のホワイトボードにパーティーがあることをお知らせして、当日に皆適当にご飯を作って集合である!
概ね他愛のない会話をしたり、近況を報告しあったり、別の棟や外の友人を招待して、楽しい時を過ごした。こうして夜は更けていったのである。まあ、フロアの住人の近況を知るには十分である。フロアの住人だけに限らず、FacebookでTIEC内外の友人も招待したりして、フロア中心のコアなメンバーはいつつ、ゲストは色々、みたいな集まりであった。もっとも、パーティがあまり好きではない住民もいたので、そういう人には、すれ違ったときに話しかけたり、個別にコミュニケーションを取りに行ったりをする必要があったが、そういう方は5人もいなかったので、RA1人あたり1~2人フォローすればよい感じだったと思う。

RAの月次の報告義務はパーティーを開けば概ね解決できることがお分かりいただけただろうか。次回は③TIECの定期的なイベントについて
ご紹介したい。

M.I.

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カテゴリー: JP

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